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会話文の右にページアイコンがある場合、マウスオーバーすると『発音と語彙』の説明をご覧頂けます。

イギリス英語の標準的な発音とされるものは「容認発音(Received Pronunciation (RP))」や「BBC英語(BBC English)」などと呼ばれ、イギリスの国営放送BBCのアナウンサーたちの多くが話すと認識されている発音です。しかし、RPは上流階級の子弟が全寮制のパブリックスクールで身に付けた発音が元となっているとされる社会階層的方言で,話者の数はイギリスの人口の数パーセントもいないのです。そこで近年では、RPとロンドンの労働者階級の社会方言とされるコクニー(Cockney)との中間的なタイプの英語が支配的になってきました。これは、ロンドン以東のテムズ河の河口域から広まったことから「エスチュアリー英語(Estuary English )」と呼ばれ、RPに近い発音の話者からコクニーに近い話者までいます。

出演者は、神田外語大学 English Language Institute に所属するイギリス人専任講師です。イギリス英語には、発音と語彙において実に多様な地域差がありますが、ここに登場するのは、基本的に「エスチュアリー英語」を話すと考えられる20‐30歳代の年齢層の男女です。

「01.挨拶する」から「20.人を紹介する」は、イギリス特有の語彙や語法を多く含む会話です。これに対して「21.感謝する」以下の会話は、基本的には他の英語変種と同じスクリプトで、部分的に語彙や表現をイギリス英語のものに変え、イギリス英語で発音しています。両方を聴きくらべてみましょう。

監修:斎藤弘子、吉冨朝子(東京外国語大学)、矢頭典枝、フィル・マーフィー(神田外語大学)
協力者:Alexander Worth、 Nicholas Canning、 Peter Harold、 Keith Barr、 Caroline Hutchinson、 Carol Begg、 Alexander Selman、 Alan Nicholas、
新城真里奈、黒岩健人