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ニュージーランドにはオーストラリアからの移住者が多かったことが主な理由で、ニュージーランド英語は、特に発音の面でオーストラリア英語に似ています。オーストラリア英語と同様、ニュージーランド英語の発音もcultivated(教養ある、イギリス英語(容認発音)に最も近い)、general(一般的)、broad(訛りが強い)の3つに分類されます。語彙や語法に関しても、オーストラリア英語と共通するものがありますが、ニュージーランド英語固有のものもあり、特に、マオリ語起源の語彙が多いことが特徴として挙げられます。
出演者は、全員、神田外語大学 English Language Institute に所属するニュージーランド人専任講師です。会話1のKieranを演じている男性はマオリ族出身で、出演者のなかで最もニュージーランド訛りが強い話し方をします。
「1.挨拶する」から「20.人を紹介する」は、ニュージーランド特有の語彙や語法を多く含む会話です。これに対して「21.感謝する」以下の会話は、基本的にはアメリカ英語と同じスクリプトで、部分的に語彙や表現をニュージーランド英語のものに変え、ニュージーランド英語で発音しています。両方を聴きくらべてみましょう。
監修:斎藤弘子(東京外国語大学)、矢頭典枝(神田外語大学)
協力者:Jason Ropitini、 Carla Bridge、 Stuart Benson、新城真里奈、笹原志保美